公式練習の報告

REPORT

5月14日(東京④)の変更点

 

■AVE MARIA

・2nd、4th. 47小節2拍目からのアップはハッキリ
 

■チェロのためのレクイエム

・1st. 26小節からは毎小節に< >があり、< >が小節ごとに膨らんでいき31小節に向けてcresc.していく感じで。
・全パート 57小節 4拍目のpはppっぽいp
・全パート 61小節 休符を感じるように。スパッと切る
 

■星影のエール

・1st 11小節 1拍目のテヌートはしっかり目に
・2nd 11小節 それぞれの4分音符は発音してからdim.  (1stが 聴こえなくなるので)
・1st 29小節目の1拍目をE -> Dに修正
・42小節目(H)からは、少しかためのハリのある音で。ハッピーなガーデンウエディングのイメージで
 

■古関裕而メドレー

・1st 11小節 1拍目のテヌートはしっかり目に
・2nd 11小節 それぞれの4分音符は発音してからdim.  (1stが聞こえなくなるので)
・1st 29小節目の1拍目をE -> Dに修正
・42小節目(H)からは、少しかためのハリのある音で。ハッピーなガーデンウエディングのイメージで
 

■東北民謡メドレー

・全パート 115小節はp
・全パート 145、146小節は>でとじる
・全パート 147小節はmp (合唱団の人数を考慮して)
・2nd 165小節に<、166小節に>を
・1st 186小節のAはテヌート
 

■讃歌

・全パート 64小節は6拍目から皆でcresc.
・69小節から1stを聴く!
 

■アヴェ・ヴェルム・コルプス

・2nd, 3rd, 4th 37小節の音は2個目で抜く
・1st 38小節はp
・2nd, 3rd, 4th 38小節は4拍目でcresc.
 

■アンコール1曲め

・全パート 29、35、36、45小節(その他、同じような音型の小節)は1拍目と2拍目の間にスラッシュ「/」をいれて次へのアウフタクトをイメージして鳴らしてみるとよい
 

■アンコール2曲め

・全パート 3小節目の1拍目はテヌート
 

弓順0422版以降の弓順変更点、楽譜の修正点です。
 
①東北民謡メドレーの5小節目。全パート2分音符をダウン一弓からダウンアップに変更。ダウンで一気に先まで持って行きfpを表現、その後のpでゆっくりアップを弾き、弓の中ほどでトレモロに移行する。
 
②古関裕而メドレー、3rdチェロの19小節、55小節。
弓が書かれていないが、1stと2ndに合わせてダウン-ダウン、アップ-アップの送り弓で弾く。(他の部分はダウン-アップのままで。)
 
③星影のエール1stチェロ
29小節目の1拍目をE -> Dに修正。


5月5日(仙台②)の変更点

 

星影のエール

・2小節 1拍目をしっかり出す。2拍目でクレッシェンド、4拍目でデクレッシェンド。Aにはmpで入る。4パートは最初のミは遅れて発音しないよう準備しておいてしっかり弾く。
・12小節 3連符は慌てず、弓を弦に置いてから弾く。音量は大きくなくてよい。タタのリズムが転ばないように。タタの後の休符はハッとするような休符に。休符も演奏しているという感覚で。4拍目はレガート。
・13小節 mpで。
・14小節 3パートの3連符は2音目のミから始まるように1音目のソ♯よりミを大きく。
・22小節 dimでテンポが遅れないように。
・26小節 Eからの4分音符は縦に刻んでいる。ベタ弾きしないで1音ずつ抜く。
・42小節 Hからはエモーショナルに。4パートの4分音符+3連符(スラー)のところは、2拍目のところの音を抜き過ぎず、響きを残して和音が感じられるように弾く。
・42小節 1拍めはテヌート気味に。2拍でまとめる、歌うように。3パートは3連符でクレッシェンド4分音符でデクレッシェンド✕2回。音の長さは、ほぼ8分音符程度しなるように抜く。ガーデンウエディングで演奏しているような軽やかなイメージ。
・51小節 Iからは優しく。
・52小節 2拍目の3連符はテヌートとアクセントがついているが、テヌートを主体として弾く。
・57小節 3、4拍リズムはっきり。Jを予感させるように。
・58小節 Jからはしっかりとした縦のビートで。3連符はアクセントよりスタッカートを感じてしっかり音を出す。4拍目はテヌートアクセント。
・64小節 最後の音はモルトテヌート。3連符の歌詞は「あいするひと」の「す」にあたる3連符の最後のアップボーの音はテヌート気味に。
・65小節 4パートの1拍目は1パートを捕まえる感じで弾き始める。
・66小節 3連符を2,3、1拍のイメージを○しておく。
    下記( )が〇する部分。 は1拍3連符。||は小節。
・66~67小節 |ソ(レソ ラ)(ミソ レ)(ラレ レ♯)(シファ♯|ミ)(シミ ソシ) ララ ラ|
・68小節 1拍目弾き切る。ブンと響かせ右手は円を描いて戻ってきて3連符。
 

(小林幸太郎先生のコメント)
 曲の縦の流れを感じて演奏するために、体の大きな部分(腰)を使ってタイミングを合わせ、グルーヴ感を出す。聴衆が見て楽しめる音楽を演奏しましょう。Bのta-taは焦らないで。レガートが止まらないように。Hは感謝の気持ち、エモーショナルに、愛があるように弾く。4分音符をテヌート気味に、音の質量をしっかり保つ。Iは優しさを表現した旋律。53小節の4分音符はアクセント気味テヌート。JはIとの違いをはっきりと。Jに入る1小節前の3、4パートはリズムがはっきりとなり、Jを予感させている。

 

■古関裕而メドレー

43小節 3パートは、いっぱい聴こえるといい。
44小節 最初の4分音符は少し長めに。4パートの8分音符ドは次のシに向かう感じ。ラの8分音符は次の小節のソに向かう感じで弾く。ダブルバーに入るところのスピード感を隣の奏者とよく合わせる。
64小節 Cしっかり弾く。
65小節 軽くなってください。
78小節などの合いの手の部分の音質はマルカート気味に。駒寄りで弾きトランペットのような音を。
88小節 88と108小節 1,2,3拍目は駒寄の張りのある音色で強調する。
108小節 4拍目と次の小節の2分音符は、「あ~あ~ ~」と歌っている感じで。4分音符を弓のスピードをゆっくりにして弾く。
112小節 4分音符にsffがついているところは他の4分音符との違いをはっきり演奏する。4拍目mf、次の曲「長崎の鐘」の音で。
113小節からの4パート4分音符の弾き方は頭をたたいたらあとは抜く感じで。
129小節 歌う。
130小節 4拍目は長めに。
131小節 はっきり。
132小節 3拍目に向けクレッシェンド、4拍目少し抑える。
133小節 f
138小節 f
139小節 mf dimになると遅くなるので前向きに
152小節 4分音符を長めに。
158小節 3拍目に向けクレッシェンド
161小節 軽い4分音符で。
165小節と189小節のmfは2th 3rd 4th集めてmf
170小節、194小節 1パート4拍目に4分休符を入れる気持ちで音を抜く。
・176小節 1パート4拍目に4分休符を入れる。
189小節 軽く。
214小節 硬め、8分音符は大きくしない。
215小節 2パートがいなくなるので3パートだけで自立する
222小節 アラブの女性が躍っている感じ。
226小節 似たフレーズだが、北海道の熊祭りイヨマンテの世界に戻って。
253小節 2パート2拍目の16分音符4つ目の音しっかり、3パート3拍目の最初の8分音符しっかり。4パートは260小節まで4拍目の裏と1拍目の表をsfで。聴かせどころ。
261小節 リズム強く(アイヌイメージ・男性的)。
264小節 4拍目mf モスラの軽やかな世界。金管楽器のイメージ。ここから女性的、イヨマンテは男性的。4拍目から女性キャラクターになるので発音はエレガントに。
265小節 3拍4拍ふわっと軽く触るだけ。2分音符の後の8分音符はモスラ~「や」の歌詞。「や」は優しく軽やかな「や」なので軽い音で。年配の方が上手く弾けるので参考に。
294小節 2パート3拍目の4分音符は8分音符+8分休符で弾く。4拍目は次の曲の始まり。短かめに弾く。
295小節 軽く。軽くの具合は302小節3、4拍目の感じで。
303小節 ここから景色が見えるような気持ちで弾く。新幹線にならない。4パート324小節までは、4分音符は3パートの下にいるイメージで、325小節から353小節までは3パートの上に乗っているイメージで。
321小節と351小節のスラーは < > をつける。エレガントに音の流れを大切に。8分音符は長めに。
325小節 軽く。和音を作る。
333小節 ここから歌「汽車の窓から」が入るが、その前にテンポが速くなってしまう。高原列車から景色が見えているようなテンポで弾く。「暴走列車」にならないで。
352小節 縦の音を感じて。
354小節 アクセント4つまとめて〇しておく。
358小節 高原列車のアクセントで弾く。
359小節 栄冠は君に輝くのアクセントで弾く。
369小節 最後の3拍目、最後の音は4分音符分の長さで。
 

■東北民謡メドレー

・5小節 1拍目アクセントダウンで入り直ぐにpアップ、ゆっくり弓を動かしてトレモロ。
・30小節 pizzは海から陸を見ている感じで。
・35小節から36小節<、2パート大きく。
・99小節 mf
・101小節 f
・103小節 音を丸めないで切る。
・104小節 フェルマータの長さは決まっていない。歌に合わせる。弓は途中で返さなくてもいい。音は張ったまま切る。
・105小節 mp べた弾きしない。楽器の笙、神道の響きになって全パートが合って、ずっと鳴っているように。
・113小節 硬い音で。
・115小節 歌のパートは前に進む感じなので、チェロは遅れないで。
・123小節 mp
・147小節 mf 
・154小節 2拍裏は大きめ。
・179小節 dim.
・180小節 p、4つで振る。16分音符がはっきり出るように。
・188小節 1パートの1拍目は2パートと合わせるためダウンに変更。以下弓順。
・192小節 しっかり。
・207、208小節 2小節で一つのセンテンス、大きなスラーのイメージ。
・226小節 太鼓の音。
・230~4パート
・230~236小節目の1拍目まで f、236小節目の2拍目~240小節目まで mf
・241~245小節目の1拍目まで f、245小節目の2拍目~250小節目まで mf
・252~262小節目の1拍目まで f、262小節目の2拍目~266小節目まで mf
・267~271小節目の1拍目まで f、271小節目の2拍目~276小節目まで mf
・290~300小節目の1拍目まで f、300小節目の2拍目~304小節目まで mf
・305~309小節目の1拍目まで f、309小節目の2拍目~314小節目まで mf
・232小節 mf 硬い音で。太鼓の木の部分を鳴らしている。
・236小節 会津磐梯山の裏拍はmf、カツカツ、fカカカが245小節の頭まで続く。245小節の裏拍はmf
・241~245小節1拍目までf。254小節2拍目mf
・258小節 mf
・267~271小節1拍目までf。271小節2拍目mf
・296小節 mf
・305~309小節1拍目までf。309小節2拍目mf
・328小節 Allargandoは1拍目からテンポ落ちる。リタルダンドではない。1.5倍の長さ。硬い音で。
・329小節 最後の8分音符は長めに弾く。
・330小節 瘦せない。


5月3日(東京③)の変更点

 

星影のエール

・全パート 2小節目の頭は皆で弾ききる。4拍目でdimin.
・1st、Aの4分音符、ベタベタではなくトゥントゥン響かす
・全パート 12、13小節目の8分休符は、ゼロの音符を表現する
・1st、2nd. 14小節の2拍3連符は、1個目までがひとつ前のフレーズで、V Vは次へのアウフタクト。
・3rd. 14小節の3連符は、1拍目を抜かして弾くイメージで弾くとグルーブ感が出る
・4th. 41小節は、⊓⊓V
・I(アイ)の入りはテンポは落とさないが呼吸をして入る
・3rd. 65~67小節のフレージングは【画像参照】


・全パート 最後の小節(68小節)の1拍目はしっかり弾ききる。それが次の3連符、最後へつながる。
 

■古関裕而メドレー

・軍歌ではなく、童謡です
・28小節目、弓合わせる、響かせる
・1st、2nd、114小節 2分音符は膨らまない
・4th. 67、71小節はVV
・137小節目は短調のイメージをもつ
・「呂律ろれつ」の語源紹介(参考URL)
  https://news.1242.com/article/315319
149小節目から呂律がまわるように
・4th、253小節から出番です!強く
・3rd、222小はアラブ調(3拍目が4分音符)、226小は北海道調(3拍目が8分)
・「高原列車は行く」では景色を魅せる余裕を。急ぎすぎてリニアにならず高原列車で!
 

■東北民謡メドレー

・226小節からお祭りが近づいてくるイメージ
・241小節から1st、2ndはカリカリ、3rd 、4thは太鼓、裏拍はカッ
・278小節終わりは弾き切る
・316小節から6回の長いフレーズをワンフォルテでずっとキープ
・1st、2nd終わり4小節目、1拍目裏から長めアラルガンドの音に
・4th、76小節からの8分音符はスラーを切り、V〜〜〜の繰り返し
・103小節の最後の音は抜かないで張る
・3rd、147小節からの裏拍を大事に歌う
・2nd、156小節から上記と同様
 

■チェロのためのREQUIEM

・4th、7小節目は1stの跳躍に気持ちを合わせてたっぷりと
・全パート 42小節はrit.をしながらdimin.
・最後の音は自分なりにハッピーか悲劇か決める。自分の思いで最後までフェルマータをする。


4月30日(大阪②)の変更点

 

■AVE MARIA

・1st. 40小節からのfは、1小節半キープ。
・1st. 61小節3拍目ド.ラ.は、fとテヌートを表現。
・4th. 62小節3.4拍ラ.ミ.の跳躍が聴こえるように。
 

■チェロのためのREQUIEM

・2~4th. 1小節目のを、先細りしないようにfをキープ。
・1st. 1小節目1拍目、ノーアクセント。
・2~4th. 15小節と19小節のV Vと、3~4thの20小節 ⊓⊓は、弓をリテイク、もしくは左指のフィンガリングを置き換えるなどして、ちゃんと存在するように弾く。
・1st. 54小節1拍目と1拍裏をはっきり区分けする。左指の置き換え(例:4→2)で、さらにくっきりする。
 

■星影のエール

・1~4th. 12小節目1.2拍、和声が鳴るように軽く弾く。
・1~4th. [C]アウフタクトは、全員で共有。
・2nd. 27小節3.4拍は、リッチな音で!
・1~3rd. 29小節4拍目→31小節1拍目は、今までとは違い、合いの手としてmarcatoで。
・3rd. 42小節や44小節など各所にて、このリズム形のとき、のついでにVを惰性で付ける感じ。Vは薄く。
・1~4th. 51小節のpは澄んだ音、non vib.で。
 

■古関裕而メドレー

「スポーツショー行進曲」
この曲は軍隊行進曲ではなくショーなので、軽やかに。
・1st. 10.12.46.48小節2拍目のスタッカートは、かなりハッキリと。
・2nd. 23.40小節、合いの手として強調。
・3rd. 37.43小節、合いの手として強調。
「栄冠は君に輝く」
・1~2nd. 66小節4拍目、しっかりmfにする。
・3~4th. 67小節、しっかりmfにする。
・1~2nd. 78.86.98.106小節2.3拍、合いの手として強調。
・1~2nd. 88.108小節1.2.3拍、合いの手として強調。
「長崎の鐘」
・3rd. 132.154.158小節、クレッシェンド。
「とんがり帽子」
走らないように。
・1st.3rd.4th. 181小節、しっかりmfに落とす。
「イヨマンテの夜」
・2nd.3rd. 214小節のようなリズム形では、1.3拍の16分音符の頭に重さを置く。けれど253小節のリズム形では3.4拍の8分音符に重さを置く。
・1st. 4th. 253~259小節4拍裏を合いの手として強調。
「高原列車は行く」
とても小さな列車。軽く軽く。
・3rd.4th. 295~302小節の8分音符は、302小節3.4拍の3つの8分音符のように軽く。
・3rd. 303小節~、裏打ち頑張れ!
・4th.  303小節~、3rdの裏打ちが入るよう短く発音。
・3rd. 325小節~、他のパートより8分音符が立つように。
「栄冠…」
・3rd.4th. 368小節の下降音形は369小節1拍目のドに向かうように。
 
☆古関裕而メドレー(譜めくり対応譜)
・1st. 366小節と記載があるが364小節に訂正。
・2nd.  113小節の冒頭に、ハ音記号の記載があるがヘ音記号に訂正。
 

■東北民謡メドレー

演歌調とシンフォニー調とを弾き分ける。
・1st.2nd. 演歌調にこぶしを入れて。1st.4小節目1拍目は(2nd.のメロディーの終わりなので)弱く、2拍目から新たに始める。
・1~4th. 55小節、mf。

・1st. 68.97小節2拍目、Vひと弓だが、ソを発音し直すため実質V Vになる。【画像参照】
・1st. 105小節2拍裏、指揮者を見て!
・1st.2nd. 214~217小節、2nd.の8分音符に1st.が乗る。
・1st.2nd. 218~225小節、2nd.のメロディに1st.は乗る。
・4th. 230~231小節のように、⊓⊓⊓⊓は和太鼓のドンドンという音。
1~4th. 236.245小節などの2拍目、mfを加える。和太鼓の枠のカッカッという音。
 
☆東北民謡メドレー(譜めくり対応譜)
・1st. 217と218小節の間のダブルバーが欠如している。


4月23日(福島②)の変更点

※4月22日に発表されたものをベースに、以下について変更が加わりました。
 

■AVE MARIA:24小節

・3rd.チェロ(下パート):3拍目は「Fis」→「E」に修正をお願いします。
※4th.と同じ音にします。
 

■チェロのためのREQUIEM

・10小節目(3拍目)1st.チェロは中実穂先生のご指摘に基づいて「アップ・アップ」→「ダウン・アップ」に変更します。
※上記の以外の箇所は、変更しません。
(例:18小節目4拍目→「アップ・ダウン」のまま)
(例:69小節目4拍目→「アップ・アップ」のまま)
 

■チェロのためのREQUIEM

・19小節目(1拍目)2nd.・3rd.・4th.の弓順については、元々の弓順通り「アップ・アップ」。
 

■古関裕而メドレー

・92小節目・112小節目

【画像A参照】
  1st.チェロ:どちらの小節も「ダウン・ダウン・ダウン」とします。2nd.と4th.も同様に。
・113小節目
  2nd.チェロは、冒頭のハ音記号を、ヘ音記号に修正してください。
・123小節目・145小節目
  1st.チェロ:どちらの小節も「E(1拍目)~ G(2拍目)」にはスラーを付けて「ダウン」。3拍目の「E」は「アップ」。
・176小節目・200小節目
  1st.チェロ:「ダウン」ひと弓で弾いてください。
・177小節目・201小節目
  1st.チェロ:「E(2分音符)」は「ダウン」、「Fis(付点4分音符)」は「アップ」、「E(8分音符)」は「アップ」。
 

■東北民謡メドレー

・69小節目(2拍目)

【画像B参照】
  1st.チェロ、1回目は「アップ・ダウン・アップ」、2回目は「アップでひと弓」になります。3rd.チェロ:2拍目にスラーを付けて「アップ」ひと弓で弾いてください。
  (※48小節目2拍目には変更ありません。「アップ・ダウン・アップ」のままです)
・74小節目(2拍目の8分音符(シ・レ)【画像B参照】
  3rd.チェロ、4th.チェロは「アップ・アップ」→リテイクして「ダウン・アップ」とします。
・76、78、80小節目(2拍目の8分音符)【画像B参照】
  4th.チェロ:スラーを外し、いずれも(リテイクしてから)「ダウン・アップ」とする。
  →77、79、81、82小節目はダウン
・232~235小節目、258~261小節目、296~299小節目
【画像C参照】
  (232小節目~235小節目)の弓順に倣って、他の小節の箇所も弾いてください。
・上記の箇所は、1st.・2nd.・3rd.は、いずれも同じ弓順となります。 
  (260小節目2拍目は「アップ」に訂正します)
  (※4th.のみ「ダウン・ダウン・ダウン・ダウンアップ」に変更ありません)


4月16日(仙台①)の変更点

2023年4月16日、仙台公式練習①での留意点です。
以下の内容を皆様の楽譜に記入し、練習に反映してください。
 
なお、最新のボウイングを皆様の楽譜ダウンロードサイトにアップしております。お手数ですが、パート譜に書き写してください。どうぞよろしくお願いします。
 

アヴェ・マリア

・1~3小節目 この曲でオープニング。最初からピタッといきたい。隣、前後の人の音を聴いて弾く。全音符の頭をハッキリ目に出す。歩みを止めないイメージで。4パートはビブラートをかけずに太い音で。
・4~5小節 2分音符は次の2分音符に向かうように。次の音を予想して弾く。
・9、13小節は1パート、2パートよく合わせること。
・9~10小節 pp<mf になるのでppは弓の量を薄く、徐々に増やしてmfへ
・10小節目 クレッシェンドは弓を多く使う。
・26小節1パートの4拍目Pだけれど豊かな音で。2~4パートは4拍目で1パートが入ってくるので音を薄める。
・27小節 2~4パートは音を薄めて。ppになった時テンポを落とさない。
・42小節1パートの付点2分音符、終わり感を出しすぎない。
・55小節の頭は、顔あげて指揮者を見る。2パート の2分音符は気持ちを込めて。
・55~58小節 4パートのレは大切な音。同じレでも毎回ハーモニーが違う。それを感じて弾く。
・56小節 半音の動きに気持ちを込める。
・58小節は想像もつかない美しい景色を表現、聴いている人が、次の景色はどうなるのだろうという予感できるように。小節の終わりはデクレッシェンドの先に59小節の音(4パートのレはとても大事)を予感させるように。
・60小節ミは抜きすぎない。
・61小節 mf(ド♯)は怖がらずに豊かな音で広がるように。
・62小節目の2拍目の4分休符はしっかりブレスする。次のラミは太くしっかり。
・63小節目のレは安らぎの音。
・67小節1パートの付点4分音符レと次のレの間に呼吸。
・74小節 弓は自由に返して最後はダウン。最後のフェルマータは倍ぐらい(4拍以上)伸ばす。
 

チェロのためのレクイエム 

・1小節1パート3拍目の8分音符ははっきりと。1つずつ、つくような感じでもいい。大事にじっくり歌う。
・2小節1パート2拍目からPに向けて自然にdim、3拍裏の8分音符 少ししっかり弾く。
・5小節 4パートのミシソは大事なモチーフ。急がない。
・11~13小節目はフォルテを保って。
・15小節は彷徨う1パートに寄り添うようにpから始まり、1音ずつクレッシェンドする感じ。
・15小節1パートのシシレーの同じ型の繰り返しのところは、はじめは「迷い」、次第に「確信」へという感じ。
・15、16小節の3拍目の4分音符は同じ音でも表情を変える。
・19小節目のmpから、21小節目のpにかけてデクレッシェンド。ふくらまないように。
・26~31小節 深み、重みをもたせる。腕の動きが速くならない。
・42小節の1パートの4分休符は2パートの2つの8分音符を聴く
・43小節目からのGは3パートのモチーフをよく聴く。ノスタルジックな音楽。pのレガートでの進行は合唱をしている感じに。
・48小節のfは、大きい音ではなく、大きいため息。
・50小節のも大きなため息のように。pは51小節アウフタクトと思って弾く。
・55小節の1拍目の8分音符は遅れない。クリアに。2パートと3パートの2拍で入る所は遅れない。2拍目の音の長さは、長めに歌う。
・58小節 2パートは他のパートの音を消さない音量で。
・62小節のIは葛藤ではなく、新たにすべてをやり直す、という気持ち。
・72小節目のJは2パートのフレーズを聴く。
・75~78小節 小さい音からクレッシェンドして3拍目でしっかり切る。
・76小節目のpは弱弱しくならない。小さい音をしっかり出す。
・80小節3拍目はっきりと。とんとんという感じで。
・81小節目 mpからクレッシェンド。ただし、1パートのメロディが聴こえるくらいで。
・81小節から次の小節、83小節から次の小節、87小節から次の小節には向かっていくように。
・87小節目から 1パートと3パートの会話を聴いて。
・88小節1拍目ドは3パートと音色を合わせて。89小節は3パートに音を返す気持ちで。
 

古関裕而メドレー

・スポーツショー行進曲は ゆったり目のテンポで、その代わりにチェロの一番いい音を出して。
・大きい音、軽い音、密かな音、重い音など、音色のイメージをはっきり持って、4つの音色をうまく使い分けて弾く。1カッコ内の松葉<>に注意。
・15小節1パートのトリルの後、隙間ができても次のミをきちんと出す。
・16小節3連符はつまり過ぎない。
・集合(音を合わせる)ポイントの音は、27小節の1拍目、28小節1拍目、32小節4つ目、59小節の1拍目。
・29小節目から メロディ、埋もれないように。8分音符はデデデという弾き方にならないように弓元を使ってタタタと細かく刻むように。
・36小節、5、6拍しっかりしたクレシェンド。
・37、38小節 長い音はベタ弾きしないで、他のパートが聴こえるように音を薄めに弾く。
・40小節 2パートはしっかり音を出す。
・44小節目の3拍目からのフレーズはしっかり音を出す。
・55小節 1パートと2パートは4拍目をしっかり鳴らす。
・59小節 1パートと2パートは1拍目をしっかり鳴らす。
・65小節 『栄冠は君に輝く』は、『スポーツショー行進曲』より軽く。付点8分音符の弾き方は、ファンファーレのように弓を使いすぎない。伸ばす音は、少し抜く。
・113小節から「長崎の鐘」、dur(長調)でテンポが遅くならないように、前向きの音楽を作って。
・127小節から明るく。
 

東北民謡メドレー

・33小節 2拍目を強く。
・105小節 mp ベタ弾きしない。
・147小節 mf  2拍目(シ)はアクセントぎみに。
・149小節の2拍目と150小節の1拍目、152小節の2拍目と153小節の1拍目以下同じように2つ並ぶ音はひとかたまりの気持ちで。
・154小節 3パートの2拍目裏(レ)裏カウント大きめに欲しい、弾く時におじぎをするとよい。 
・214小節からの会津磐梯山の歌には、歌と合いの手の二人のキャラがいると想定して弾く。
・218小節から出てくる16分音符2個と8分音符1個のミミレは強く弾く。
・226から230小節にかけて、2つ目と3つ目の音符、4つ目と次の小節の1つ目、というように2つひとかたまりの意識で弾く。
・251小節 1拍目の8分音符は長めに弾く。
・252小節からも2,3と4、1拍の8分音符がペアになっていて、sfは別物。
・329小節の最後は長めに。
・330小節 フェルマータは音が痩せないように。


3月21日(東京②)での変更点

2023年3月21日、東京公式練習②での留意点です。
以下の内容を皆様の楽譜に記入し、練習に反映してください。
 

東北民謡メドレー

・冒頭、1st は思っているより音長めに、こぶしをきかせる。2nd~4thは準備(呼吸)を指揮者と一緒にする。目の前ではなく空中を意識して、音と音の間空き過ぎず、前へ進む気持ちで。
・1st、4小節の1拍目はテヌート。
・5小節に入るとき弓を一度上げる、1拍目は短めのfp
・31小節mp、32小節mf
・33小節から1st、2ndは長いフレージングで、35小節でcresc.して36小節でf、3rd、4thのpizzはメロディを追い越さないように。
・3rd、4thの45小節はarco、ダウンダウンアップ。
・52小節は最後まで保って弾き切る。
・55小節mf
・61小節はデクレッシェンド気味、その後のフレーズは控えめに。
・66小節で音量up
・74小節、1st、2nd は休符の前で切る、3rd、4th の8分音符はアクセント気味にハッキリ。
・4thは47小節、49小節に入るとき前の音から意識する。
・82小節、鋭く短く。
・94小節、3拍目でf、ボウイングはアップ。
・99小節mfから101小節f
・4th、103小節の8分音符は分割。
・105小節mp、1st立ち上がり遅れない、2ndと3rdは4thに乗っかって、4thは音硬めに。
・4th113小節、ゆるめない、短くならない。
・121~122小節、弓ゆっくり。
・123小節mp、1st~3rdは4thに乗っかる、4thは下から支える。
・147小節に入るときは呼吸する、メロディはmf、それ以外は合いの手や手拍子的イメージで、急がないで。
・163小節arcoになる時にアクセントをつけない。
・179小節「さんさ時雨」に入る1拍前でdim、入ったらp、3rd、4thはnonvib.で薄く。
・1st、214小節「会津磐梯山」は裏拍からのリズムを感じて。
・3rd、4th 226小節からは音の実、4th開放弦がモヤっとしないよう弦をキャッチする。
・250小節2拍めはアップで長め。
・328小節、急にゆっくりする。
 

チェロのためのレクイエム

・2nd 4小節は1stを受け止めて、10や65小節も、同じパターンで。
・Eからの3rd 音の変わり目遅れない、4th一緒に歌う。
・55小節、1stのdの音は呼吸を統一、2nd 以下は温もりを感じて。
 

星影のエール

グルーヴ感を大切に。
練習番号「I」から2小節間が見せ場、クリーンに。テンポキープして前向きに、遅くならない、3連符は焦らずに。
 

古関裕而メドレー

・61小節2nd下の人はトリルなし、3rd音抜かない。そして、63小節の8分音符は短すぎないよう。
・127小節に入る前の4拍目に集合する。
・139小節から旋律以外は音量を下げる。
・189小節から軽く。
・204小節 ハッキリ。
・215小節から旋律が聴こえる音量で。
・1st253小節8分音符は張った音で。伸ばしの音は次の音に繋げて、16分音符は流れない。
・261小節 豊かなff
・「モスラの歌」から4拍目の8分音符は全員合わせる、長くならない。
・「高原列車は行く」3rd、4thは張り気味の音色で走らない。303小節の2拍前が終着点。
・3rd、303小節からは長めに入れ込む。
・1stと2rd、325小節の2分音符は音をキープする。
・333小節に入る前、8分音符で全員合わせる。
・曲の最後は音を切る。
 

Hymnus 讃歌

・キャンドルサービスのように次の人に渡していく、8分の3拍子の3と6で着火するのを感じて欲しい。
・5th、20小節から焦らない、8分音符を歌う 。
・1st 練習番号「C」から焦らないで。60小節4拍目は思ったよりゆっくり。
 

Ave Verm Corpus

・1st、6小節 2分音符で音を抜かない、12小節目でcresc.
・2nd、3rd 15小節で先に行かない。1stを聴く。
 

アンコール

・弓は置く。
・真面目な顔禁止!
・練習番号「1」から旋律は裏拍をしっかり鳴らす、伴奏は硬めJazzyに。


2023年3月12日(日)福島公式練習①報告

 当初は、本番会場となるあづま総合運動公園のサブアリーナで、福島公式練習の第1回を予定していましたが、養生シートなどを事前に敷く必要があるなど、手間と経費がかかることから断念。たまたまキャンセルがあり、都合よく空いていたキョウワグループ・テルサでのホール練習となりました。反響板をおろさないままでの練習となりましたが、やはりステージ練習はいいですね。
 
 ゲストは、東京チェロアンサンブルの荒井結先生。前回の三宅先生同様に、東京チェロアンのオリジナルパーカーで登場。黄色のケースがとても鮮やかで、インパクトがありました。

 午後1時前、受付を開始。荒井結先生に加え、この日の参加者は、大阪同様に28名。1パート2名、2パート10名、3パート4名、4パート11名+実行委員というバランスでした。秋田や新潟、そして茨城からも参加される方々がいらっしゃいました。茨城県から参加された方々は、今回、実行委員会がお知らせした全国のアマオケへのお誘いメールをきっかけに参加を決められたということで、嬉しくなる情報でした。
 
 一方のオンラインには、10名程度の方々が参加されました。ただ、残念ながら、会場内にWiFiの設備がなく、また、持ち込みのWi-Fi機器も電波を拾える環境ではなかったため、映像が途切れることが多く、14時半にライブ配信は断念しました。ご参加の皆様にはお詫び申し上げます。

 この日は、クレンゲルの「ヒムヌス(讃歌)」から。指揮の田中先生から、どんどん演奏ポイントについての指摘が入りました。それに呼応する形で、荒井先生からも奏法のポイントが指摘されていきました。それらの留意点、ポイントなどは、このレポートの最後にまとめています。
 
 アンコール曲にもしっかりと時間を割いていただきました。そして、後半は今回ならではのプログラムになる「星影のエール」、「古関裕而メドレー」、「東北民謡メドレー」の3曲を、とても丁寧に練習していただきました。最初は1パートの横にいらした荒井先生は、後半には4パートの側に移動して、具体的な奏法のアドバイスを交えながら、素晴らしい実演で全体をリードしてくださいました。参加された皆さんのメモもどんどん増えていきましたが、それだけ中身が充実していたことの裏返しだったように思います。あっという間に4時間弱の練習時間が過ぎてしまいました。

 終了後、田中先生を交えて、8人ほどでミーティングをしましたが、仙台から参加のメンバーから、「福島でもチェロアンサンブルに参加しているメンバーに声をかけて、今回のチケット販売や、今後のチェロアンサンブル活動に積極的に動ける人を増やしてゆく、という形にできればいいですね。終わってからやるのではなく、今のうちから交流を深めていくことが大切では?」という意見がありました。実際に仙台で、そうした活動を実現して来られただけに、説得力がありました。
 
 公式練習という場を、もっともっと互いの交流する場になればという、私たちの思いにも通じます。今後、さらに知恵を絞っていきたいと考えています。

3月12日(福島①)での変更点

2023年3月12日、福島公式練習①での留意点です。
以下の内容を皆様の楽譜に記入し、練習に反映してください。
 

Hymnus(讃歌)

  • Aまでの序奏は、ノンビブラート。前のパートのppをしっかり聴き、音が高くなるほど音量は小さく。それぞれのパートは一番いい音を保ち、次のパートの音が出るまで待つ。
  • ppはリラックスして音を出す。しかし、左手は弦をしっかりと押さえる。ppでも動きがあるところでは出す。
  • 音が響く位置は下向きにならず、上に響かせる。
  • 9小節、1拍目の4分音符(1〜4パート、9〜12パート)は4分音符分、しっかり伸ばす。大切に弾き込み、歌うように息を深く吸って、弓をたくさん使う。
  • 48小節、Dの前の1パートのクレッシェンド・デクレッシェンドは深く鳴らす。
  • Eは「鳴らしに行くぞ」という感じ。1パートは、pizzの伴奏の上に乗せるように弾く。
  • pizzは、速くならないように注意し、よく響かせ1個1個しっかり。16分音符の前に呼吸を入れる。
  • 60小節 音が痩せないように
  • 64小節6拍目 クレシェンドし、65小節のに向かう。
  • 68小節1拍目のアクセントを頂点にしっかりfをキープし、十分なビブラートを使う。
  • 69小節からのpizzも速くならない。pizzの練習を30回するとよい。
  • 74小節以降 音の跳躍がある部分は、のめり込んでいくように十分に歌う。
  • 73〜78小節は、16分音符が続く音をしっかり出す。
  • 最後のフェルマータは弓が5mくらいあるつもりで。

 

アンコール

  • 強弱をしっかりだす。特に裏拍の音の表現を大切にする。
  • 拍は「一丁びらき」のイメージで。すなわち手を叩いて手が閉じた時に発音が完結するのでなく、叩いたその手を上に開いて、パッと音を上に響かせるイメージ。
  • sfzの音はしっかり弾く。Snapは弦を摘まんでバチン。
  • グリサンドの部分は、指でしっかり弦を押さえてグリサンドにする。
  • xの音は左手の手のひらで楽器のボディを素早く擦り、シュッと音を出すが、手が乾いていると音が出ない。
  • 4小節のファは導音。次のソに向かっていくことを意識して弾く。導音を少し高めにとる。
  • 55小節からは気楽に、可愛く。
  • 67小節からの1カッコまではfで。弓で練習するとよい。
  • 124小節目の4分音符2個は、次の2分音符とのつながりを意識する。
  • 130小節からの裏拍を大事に。sfzをしっかり表現する。
  • 音が止まるときはビックリしたような表現をすることが大事。

 

星影のエール

  • 歌詞を楽譜に記入しておくといい。チェロパートはメロディがないので、合唱団が楽しく歌えるように伴奏に徹する。
  • ノリが大切。合唱は高校生が担当するが、チェロも高校生になったつもりで弾く。
  • テヌート付き3連符、2拍3連は粘っこく。
  • 4分音符は行進曲のように、ポンポンと弾む感じで、ベタベタ弾かない。8分音符は遅くならない。
  • 練習番号A 楽しさを表現している。3連符♩♪ティーヤ ティーヤの♪が遅くならないように。フライングしても構わないから、早めに音を立てる。
  • 11小節、12小節 ロックミュージックっぽく弾きたいので、11小節はその準備で、弓を元弓に準備する。11小節で全員集合の「セーノ」という感じで。クレッシェンドで2拍をちゃんと数え、軽くならないで押し込むようにしてBに入る。
  • 12小節 3連符は弦に噛みつき、押し込んでガガっと弾く感じ。3連符間の8分休符はしっかり入れる。
  • 13小節 テヌートは隙間をあけない。
  • 14小節 グルーブっぽく、今時の言葉で言えば、エモい(感情的に)。歌詞も「愛する」などの言葉が歌われているので、焦らず情熱的に、どしっと歌う。3連符のクレッシェンドは積極的にしっかり弾く。
  • Cの前で、指揮を見る(メガネマーク)。3パートを意識してよく聴き、弓はコンパクトに使い、ビートが遅くならないように。Cはもっと音が欲しい。
  • 47小節1拍~2拍目 テヌート。
  • 51小節 ♩は弓をコンパクトに使って、ベタベタ弾かない。
  • 57小節 クレッシェンド 小節の終わりまで弾き続ける。
  • 58小節、1st、3rd、4thは、弓元を使い揃える。スピード感をもって。♪の3連符は音の低高どおりの松葉の音量で。
  • 60小節目、最後のFisは合唱と音程が同じになるので音程をしっかり。
  • 61小節の♪の3連符と3拍4拍のクレシェンドの部分は、スピード感をもって、熱っぽく、大切に弾く。
  • 62小節の4拍目 ♩は、歌い直す感じに弾く。
  • 67小節の2、3、4拍 チェロをよく鳴らし歌う。
  • 68小節の1拍目 ♩は引き切り、よく鳴らす。曲の最後は「る」で歌い終わるので、最後でスローダウンはしない。

 

古関裕而メドレー

  • 楽譜に歌詞を書き込むと曲想が分かるので、歌詞を書き込むこと。
  • 「スポーツショー行進曲」で始まる。これはイタリアオペラの第一幕で、あたかもアリーナにおいて溌剌とした行進が行なわれているような情景を描いて音で表す。
  • 歌に入る前は、テンポを緩めない。
  • 7小節 8分音符は短く、その後の付点4分音符は堂々とした音色で1つずつビブラート。
  • 44小節目、1st クレッシェンド。
  • 61小節ファンファーレ。たっぷり弓を使って発音する。1st 、2ndの装飾音は前拍に付け、しっかり弾く。
  • 63小節 長い音は膨らませない。
  • 64小節 最後の付点4分音符はたっぷりと。
  • 65小節目から「栄冠は君に輝く」3連符転ばずに、1拍のリズムはしっかりとって、焦らずたっぷりと弾く。
  • 76小節のターンタが3つ続くのは 合いの手の役割の音型。ターンタが合いの手+旋律、または3連符+♩になっている。76小節2,3拍目、78小節の2,3拍目、86小節の2,3拍目、88小節の1,2,3拍目、92小節の3連符、96小節の2,3拍目、98小節の2,3拍目、103小節、104小節、108小節の1,2,3拍目
  • 112小節の4拍目はフェルマータにし、ここからPoco meno mossoで「長崎の鐘」。指揮者を必ず見る(メガネマーク)。悲しい歌で音色は柔らかく。短調・長調が交錯する。116小節までインテンポ。
  • 113小節 8分休符からmfになっていると感じる。
  • 117小節 合唱メロディが入る。p は音を薄めるイメージで。
  • 126小節4拍目 クレッシェンド
  • 139 小節からのpも音を薄める感じで。
  • 161小節から「とんがり帽子」。テンポが速まる。スピード感を持って。
  • 176〜177小節のスラーから2分音符は合いの手。
  • 180小節 2ndのメロディが聴こえるように弾く。
  • 192、196,204小節3拍目裏は、次の小節のアウフタクトとして強調して弾く。
  • 200小節 スラーは合いの手
  • 204小節 スラーの途中3拍目裏からfになる。小節の最後はしっかり切る。
  • 205小節から後奏。208小節の4拍目の前にしっかり切る。
  • 215小節「イヨマンテの歌」からは重さをもって。
  • 265小節「モスラの歌」、ここから軽めに。
  • 294小節の4拍目の♬♬スラーでビートアップし、次の曲、「高原列車は行く」に。
  • 314小節以降 スタッカートはハッキリと。
  • 359小節 クリアに。

 

東北民謡メドレー

  • 楽譜に歌詞を書き込むと音楽のイメージが良くできる。書き込むこと。
  • in2で指揮、歌に入る前はテンポを緩めない。
  • 4小節と5小節の間は、一度弓を上げてから弾き直す。
  • 45小節〜64小節 歌詞がバルトーク風の曲想になっている。音が硬い石のようなイメージで、手綱をきつく引いて演奏する感じ。バルトークのように固くカッコよく。
  • 46小節、67小節、95小節の♪♪♪(3連符)→♬♪ パパパーのように。
  • 103小節、//ではっきり切る。切ってからフェルマータ。フェルマータはダウンアップ。
  • 105小節から「チャグチャグ馬こ」、少し落ち着いたテンポ、透明感のある音色で、しかも音程をしっかりとって弾かないと雑音ぽくなる。ベタ弾きしないで響きを大切に。岩手の情景を目に浮かべ、みんなで合わせてハーモニーを作る。
  • 115小節 息を吐きながら入る。
  • 180小節から「さんさ時雨」 in4で指揮、テンポは落ちる。
  • 214小節からの「会津磐梯山」に入る前で切る。「会津磐梯山」は休符に音が残らないように、左手で止めながら弾くこともあり。3拍目の休符では4拍目の音を出すための準備ができているように。
  • 250〜251小節は、一番賑やかになる。250小節4拍目はアップ、251小節は、ダウン、アップ アップ。クレシェンドを大袈裟に。
  • 328小節から分割振り。
  • 329小節と330小節の間でブレス。フェルマータはダウン・アップ。

2023年2月26日(日)大阪公式練習①報告

 東京公式練習から中2日で行なわれた大阪公式練習の1回目。会場の「西成区民センター」は、地下鉄四つ橋線「岸里」駅前にあり、アクセスはとても便利でした。
 
 前日、都内のオーケストラの夜間練習で21時半まで精力的に指揮をされていた田中健先生、この日もとてもフレッシュな雰囲気で登場されました。疲れを知らぬようです。そしてゲストは、東京チェロアンサンブルリーダーの三宅依子先生。京都のご出身だそうで、東京チェロアンのオリジナルTシャツにオリジナルパーカーというイデタチでご登場されました。
 
 午後1時前、受付を開始。東京公式練習と違い、溢れるような人数ではありませんので、ゆるやかに進行しました。三宅依子先生に加え、この日の参加者は28名。1パート6名、2パート8名、3パート5名、4パート9名というバランスでした。4パートには小学生の女の子も参加していました。一方のオンラインには、20名程度の方々が参加されました。
 
 人数が少ない分、スムーズにセッティングが終わり、13時15分スタート。まずは、曲順からということで、フィッツェンハーゲンの「アヴェマリア」から。三宅先生から、どんどん演奏ポイントについての指摘が入りました。各パートのキャラクターの違い、歌いどころの表現法など、思わず引き込まれてしまうような、目から鱗のポイントがずらりと並びました。ボウイングもどんどん変わりました。変更点は、このレポートの最後にまとめています。
 

パワフルな三宅依子先生

 三枝成彰さんの「チェロのためのレクイエム」では、三宅先生と三枝さんとの最近のやりとりが披露され、大変興味深い話が続きました。「ベルリン・フィルの12人のチェリストたちも演奏していた三枝さんの『荒城の月』を最近、私と詩織ちゃん(清水詩織さん)とで演奏しましたが、本当にすごい編曲で、しかもほぼ初見で弾かねばならず、メロディはどこにあるのというくらい大変だったんです。そんなわけで、この『レクイエム』も、ものすごい曲ですよね。私は今回が初めてになりますが、とにかく皆さん、本当によく弾かれるなぁというのが、まず私の最初の感想です」とのこと。それだけに、時間をかけて、田中先生からも細部にわたり、ご指導をいただきました。
 最初の2曲だけでもお腹いっぱいになるくらいボリューム感いっぱいの時間となりました。結局、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」とアンコール曲は時間切れで終了となりました。
 
 参加者からは、「人数が少なく大変でしたが、非常に貴重な機会をありがとうございました。指揮者の田中先生からは、ご丁寧な指示をいただけて 私のようなアマチュア奏者でも分かりやすいご指導でした。三宅先生からは、どのように演奏すれば良いかを ハッキリとおっしゃっていただき、演奏がしやすくなるようなアドバイスも多く、楽しい練習ができました」など大変ご好評をいただきました。

 三宅依子先生による大変パワフルなご指導と、素晴らしい音色に魅了されましたし、指揮の田中健先生からは、

演奏ポイントやボウイングの変更など、
メモが忙しい日でした

曲作りの方向性についてもいろいろな示唆をいただき、大変濃密な時間を過ごせたと思います。アーカイブ映像の編集が終わり次第、参加者の皆様にお知らせする予定です。

 オンライン配信に関しては、最後まで回線が切れなかったことについては、安堵しましたが、途中でマイクがいつのまにかOFFになっており、そのことに気づかず、参加の皆様のイライラを募らせることになりましたこと、深くお詫びします。さまざまなアドバイスをいただき、それらを参考にしながら、オンライン配信の精度をアップしていきたいと考えています。温かい目で見てくださるとありがたいです。


2月26日(大阪①)の変更点

以下の内容を皆様の楽譜に記入し、練習に反映してください。





 

2023年2月23日(木・祝)東京公式練習①報告

 天皇誕生日のこの日、今の天皇が即位されてから初めての一般参賀が行なわれた日に、「2023ふくしまチェロ・コンサート」の公式練習の第1回が大田区蒲田の新しい施設「カムカム新蒲田」で開催されました。

 お昼頃から、各地から駆けつけたチェリストたちの姿が蒲田駅に集まってきました。食事場所はあちこちにたくさん。SNSでは「○○で牛タン定食を頼みました」とか「一人松屋初めてで〜す」などが続々。思い思いの蒲田でのランチタイムがあったようです。
 
 会場の「カムカム新蒲田」は、まだ新しく、ちょっと駅から離れていることもあり、競争率の高い都内練習場としてはダークホース的存在です。大田区から参加される旧知のメンバーの献身的な活躍で、予約することができました。
 
 目指す多目的ホールは地下2階。されど天井の高さは3フロア分くらいあり、音響も良く、何よりも広々としています。150人までは椅子を用意することができます。
 
 午後1時前、1~4パートごとに受付を開始。あらかじめお申込みいただいた皆様のお名前のチェック、参加費をいただき、ネームフォルダなどをお渡ししました。白紙のカードには自筆で書いていただく方式です。参加者97名。1パート16名+堀沙也香先生、2パート36名、3パート22名、4パート22名というバランスでした。

 一方のオンラインには、20名程度の方々が参加されました。会場での設営、運営に手間取り、実際のオンライン配信が行なわれたのは、13時半くらいからとなってしまいましたが、皆さん根気良くお待ちいただき、ありがたく思った次第です。
 
 午後1時15分~4時40分まで、全曲を一通り演奏したこの日の初練習。 
十分な準備をされて臨まれたことがわかる指揮の田中健先生の的確なご指導、そのお人柄を感じさせる分かりやすいご指導に加えて、時折、1パートのトップで、ゲストの東京チェロアンサンブル堀沙也香先生からの「ここはこう弾きましょう!」と実技をまじえた「ご指導」が、とてもポイントになることばかり。チェロアンサンブルを大勢で楽しみながらも、あちこちに学びの瞬間があり、とても勉強になる時間となりました。

 
 これまで神戸や広島、仙台で演奏者も涙した「チェロのためのレクイエム」を始め、馴染みの12パートに分かれる「ヒムヌス」などに加え、東京チェロアンサンブルの編曲を数多くされている小林幸太郎さんによる編曲「古関裕而メドレー」「東北民謡メドレー」など新たな曲も初めて弾き通しました。若い世代には直接馴染みのなかった古関裕而や東北民謡の楽曲が、こうしてチェロアンサンブルで現代に蘇る姿は、とても新鮮。心を鼓舞するようなリズム感、そして琴線に触れるような平和への願いを託した楽曲など、弾いても聴いても楽しめる仕上がりになりそうで、今後、どのようにこれらがブラッシュアップされていくか、とても楽しみです。なお、田中先生からは「歌が入るまではインテンポで弾きます。そして歌がどこから始まるか、パート譜に書いておきましょう」とのアドバイスをいただきました。

 

ゲストの堀沙也香さん

 最後に、堀先生からは「皆さんがこちらの指摘をきちんと受け止めていただき、それがすぐに音になっていて、その変化の速さに驚きました。これからも一体感を感じながら、体を動かしながら弾いてみましょう!」とのご感想をいただきましたし、ベテランの1パートの参加者も、「今日は最初だし、と思っていましたが、思いのほか、皆さんが弾けていてビックリしました」との声。

 

指揮の田中健先生

 田中先生からも「本日は初回の練習、大変お世話になりました。たくさんの皆さんのお力添えのなかで、今日こうして初回の練習ができましたこと、心より御礼申し上げます。多くのチェロが揃った時の壮観さも、また音楽が産まれた瞬間も感動的でした。堀先生にも手助けしていただきながら、運営の皆様の力強い後押しも、また楽屋のお菓子(ままどおる→福島銘菓にも感動です)も、とても嬉しく思いました。ありがとうございます!次回に向けて更に踏み込んだ練習が重ねられるよう(大人数のチェロアンサンブルの特性も実際の場面で体感できましたので…)、さらなる準備をしてまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします」

 オンライン配信に関しては、最後まで回線が切れなかったことについては、安堵しました。というのも地下2階で、持ち込みにWi-Fiが使えなく、会場スタッフから教えていただいた大田区の公共Wi-Fiを使ってのライブ配信でしたので、実や回線が時間中継続できるかどうかヒヤヒヤだったのです。ただ、音声に関して、特にマイクを使わない場面で聞こえないという現象が指摘されました。感謝のメッセージとともに視聴者からも設定のアドバイスのアイデアをいただきました。そして、配信映像のカメラをPCの内蔵カメラから外部カメラに変更し、あらたに外部マイクで集音に努める予定です。


2月23日(東京①)の変更点

  2月23日東京公式練習
 最後にご指摘いただいたポイントを記します。皆様の楽譜にご記入ください。
 
星影のエール ボウイングの変更(2023.2.23)
・28小節 1st Vc. ダウンスタート
・64小節 1st Vc. 2nd Vc. 三連符はアップから


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
民謡メドレー
・歌に入る前はテンポを緩めない。
・103小節、チャグチャグ馬コの前のフェルマータに入る前はブレス入れる(楽譜に指示あり)
・329小節、最後から2小節のフェルマータに入る前のアクセントのついた8分音符は短く切らず、次のフェルマータに入る前はブレスを入れる。
 
古関裕而メドレー
・歌に入る前はテンポを緩めない。
・113小節から、長崎の鐘。前の曲の最後、112小節の4拍目を「長崎の鐘」のテンポで振るので、そのテンポを感じて「長崎の鐘」に入る。
・161小節から、「とんがり帽子」はスピード感をもって。スラーを付けた4分音符も一音ずつアクセントをつけて。
・215小節から、「イヨマンテの夜」は、重さをもって。
・265小節から、「モスラの歌」は「イヨマンテ」よりも軽く。
・295小節から、「高原列車は行く」はアップテンポで。(アウフタクトから)
 
アヴェ・ヴェルム・コルプス
・21小節1stVcの前打音は8分音符、オンザビートで。
 
アヴェ・マリア
・最後の2小節(73-74小節)は8つ振り。72小節目の4拍目から8分音符に分割して振る。
 
チェロのためのレクイエム
・1st Vc. 最後のsoloの音は「ヒムヌス」の1番パートが弾きます。
 

Divについて

 
■AVE MARIA
・1st. … Divなし
・2nd. …Divなし
・3rd. … 上(3-7)、下(3-8)・(3-9)
・4th. … 上(4-10)・(4-11)、下(4-12)
 
■チェロのためのREQUIEM
・1st. … 上(1-1)、下(1-2)・(1-3)
・2nd. …Divなし
・3rd. … 上(3-7)、下(3-8)・(3-9)
・4th. … 上(4-10)・(4-11)、下(4-12)
 
●星影のエール…1st、2nd、3rd
1st.→上(1-1)、下(1-2)・(1-3)
2nd.→上(2-4)、下(2-5)・(2-6)
3rd.→上(3-7)・(3-8)、下(3-9)
 
●古関裕而メドレー
1st.→上(1-1)(1-2)、下(1-3)
2nd.→上(2-4)、下(2-5)・(2-6)
3rd.→上(3-7)、下(3-8)・(3-9)
4th.→上(4-10)、下(4-11)・(4-12)
 
●東北民謡メドレー
1st.→上(1-1)、下(1-2)・(1-3)
2nd.→上(2-4)・(2-5)、下(2-6)
3rd.→上(3-7)、下(3-8)・(3-9)
4th.→上(4-10)、下(4-11)・(4-12)
 
●ヒムヌス…9~12th
上(奇数月生まれ)・下(偶数月生まれ)
 
●アンコール曲1曲目…2nd、3rd、4th
・2nd.:上(2-4)・(2-5)、下(2-6)
・3rd.:上(3-7)、下(3-8)・(3-9)
・4th.:上(4-10)・(4-11)、下(4-12)